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のばらのアリア

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終末のフール/伊坂幸太郎

私が高校生の頃、ある雑誌を読んでいたら
「24時間後に地球が滅亡するとしたら、あなたは何をしますか?」
という質問に著名人が答えるという記事がありました。
いろんな人が答えていたのですが、私が衝撃を受けたのは故・寺山修司氏の答え。
それはこんな意味の言葉でした。
「24時間以内に自分の手で地球を破壊する。何事も待つということは凡庸である。」
。。。凄すぎます。
実際そうなったとしたら24時間は短いですね。不安なまま、じたばたして
気がついたらそのときを迎えている、ような気がします。
終末のフール
8年後に地球に小惑星が衝突、人類は滅亡すると発表されてから5年。
大荒れに荒れた世の中も、ここにきて小康状態というところ。
3年後に迫った“死”を意識しながらも落ち着きを見せています。
物語の舞台は仙台。
ヒルズタウンと呼ばれる住宅地のマンションの住人が8つの短編に描かれます。
今までの伊坂作品と少し違った感じじゃないでしょうか。魔王が近いといえば近い。
ある意味重い小説ですし、強いメッセージがある。
私は好きですね。
これまで伊坂氏を評価はしていましたが、好き!ってほどじゃなかったんです。
でも、この作品は好き!です。はい、人にもオススメしたいと思います。
どの短編もとても良いですが、中でも気に入ったのは「鋼鉄のウール」
出てくるキックボクサーの苗場がかっこよすぎます。
モデルは武田幸三選手とか。思い浮かべてもう一度読んでみたりw
「冬眠のガール」の女の子も良いです。

読み終えて、なんとか小惑星の軌道が変わらないかな、って。
そう思っちゃいました。
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