FC2ブログ

のばらのアリア

2006年08月 ≪  123456789101112131415161718192021222324252627282930 ≫ 2006年10月
TOP ≫ ARCHIVE ≫ 2006年09月
ARCHIVE ≫ 2006年09月
      
≪ 前月 |  2006年09月  | 翌月 ≫

安吾のいる風景/坂口綱男

坂口安吾をはじめて読んだのは高校生のときでした。
「堕落論」ですね。よくわかってなかったと思いますが、それなりに受けたものは
ありました。夢中になって読み始めたのは「夜長姫と耳男」から。
それ以来、私の大好きな作家のひとりである坂口安吾。
今年は生誕100年の年にあたるそうです。
安吾のいる風景
この本は安吾の息子さんで写真家の坂口綱男さんが、安吾のゆかりの地や物を
撮影され、それぞれの写真に文章を添えたものです。
書くことは本業ではない方ですが、安吾と三千代と四十の豚児とという著作もあり、
人柄がしのばれ、なんとなく面白みがある文章です。
写真も貴重なものがたくさん。
私が印象に残ったのは、「鉛筆の時間」と題されたもの。
安吾が三千代夫人と新婚時代をすごした蒲田・矢口の渡しにある家が、
取り壊されることになったと聞き、綱男氏と三千代夫人がそこを訪れます。
家の中を見て、残る思い出に感無量になられた三千代夫人を綱男氏が撮影した
一枚。息子さんでなければ撮れない写真だと思いました。
作家が亡くなったあと、遺族が作家を偲んで本を出すのはよくあることですが、
森鴎外を書いた森茉莉と並んで好きなのが、三千代夫人の書かれたクラクラ日記です。
三千代夫人のファンでもあるんです~(^.^)
私にとって、嬉しい1冊でした。

安吾の名作「桜の森の満開の下」も収録されています。
プロフィール

のばら

Author:のばら
トイプードルの男の子
ハルとのざっくりした日常

ハル
フリーエリア
PVアクセスランキング にほんブログ村
月別アーカイブ
POWERED
Template by
FC2ブログのテンプレート工房
Design&Customize by
Pretty Heart-blog
Powered by FCブログ