のばらのアリア

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2006年私のベスト10!

さっさと年越しそばを食べてしまいました(^^;)
今年もあと数時間ですね。
年末にはこのブログで自分の読んだ本ベスト10を発表したいなと思っていたのですが、なんだか今年は順番をつけるのが難しい。これといって抜けた作品がないので、順位付けなしのベスト10にしようと思います。選ぶのは、読書日記で紹介したものの中からということで。

パーパカパーパカパーパパパパーン♪(←JRAのファンファーレで)

のばらの読書日記2006年度ベスト10でございます~。

・暗礁/黒川博行
関西人にはたまらない黒川作品(^.^)ああ、この二人の新しい話が読みたい。

・お鳥見女房/諸田玲子
来年は珠世さんのような女性をめざしまーす。(無理)

・ぼくのメジャースプーン/辻村深月
若くて巧い期待の作家さんです。

・終末のフール/伊坂幸太郎
伊坂作品、このタイプのものなら好きみたいです。

・チョコレートコスモス/恩田陸
ハマりました。面白かった~。

・銃とチョコレート/乙一
好きですね。絵も怖くてよかったです。

・風魔/宮本昌孝
これもツボでした。読んでいて楽しかったです。

・厭魅の如き憑くもの/三津田信三
よかったです。じっちゃんさん、教えてくださってありがとう~。

・邪魅の雫/京極夏彦
久々の京極堂シリーズ。やはりすき。

・UFO大通り/島田荘司
今年は島田さんの本がたくさん出たので、1冊は選ばなきゃ、と。


以上、10冊でございます。
米澤穂信さんの『ボトルネック』もアレと入れ替えようかと思いましたが、来年もっと面白いのを書いてくれるだろうということで(^^;)
振り返ってみるとあまり本を読んでないような気がします。来年はもっとたくさん読みたいなー。良い本との出会いを期待して!

私のブログを訪れてくださった皆様。どうもありがとうございました。マイペースで気のきいたことも書けませんが、来年も細々と続けていけたら、と思っています。色々とコメントをいただいて、すごく励みになりました。
来年もよろしくお願いいたします。
では、みなさま、良いお年を~\(^o^)/

風の墓碑銘(エピタフ)/乃南アサ

風の墓碑銘(エピタフ)

東京・東向島の古い貸家の解体中に、男女と胎児と思われる3体の白骨が発見された。墨田川東署の刑事・音道貴子は相棒とともに大家である今川老人のもとへ向かう。しかし彼は老人ホームに入居しており、認知症だった。なんとか話を聞こうと連日ホームに通う音道たち。そんな中、今川老人が何者かに撲殺されてしまう。捜査本部がたち、音道は以前にも組んだベテラン刑事・滝沢と再び事件にあたることに。

乃南アサさん『凍える牙』から始まった女刑事・音道貴子シリーズの最新刊で、久々の長編です。その上、相棒がおなじみの滝沢。名コンビ(笑)の復活です。貴子と滝沢の視点が交互に書かれるので、二人が相手のことをどんなふうに嫌っているかwよくわかります。ユーモラスに書かれているので、笑っちゃいました。しかし、この二人も長いつきあいなので、良いところは認めあい、アイコンタクトまでできるようになっています。特に滝沢は貴子の刑事としての能力を評価していて、今回は随分丸くなった雰囲気。例によってぶつかりあいながらも事件の真相に二人が迫っていくのですが、その様子が丁寧に書きこまれていて、派手ではないものの読み応えがありました。今回は貴子の私生活での深刻な悩みもあり。
女刑事を描いた小説ではやはり抜けた存在ですね。

時代小説文庫から

毎月いろんな出版社から、たくさんの時代小説の文庫が出ています。やはり日本人、時代小説ファンは多いのですね。私がこういった書き下ろし時代小説文庫を読むようになったのは、以前、父が入院したのがきっかけです。退屈な入院生活で、父が本を読みたがるのでせっせと本の差し入れをしていたのですが、どんな本を持っていけばいいか、ずいぶん悩まされました。父は時代小説は好きなのでこういった文庫の中から面白そうなものを選んで買うようになり、自分も読むようになったのです。
しかし、けっこうハズレが多く、すっと読める代わりに残るものもないって感じで、この読書日記では取り上げませんでした。
今日は最近ちょっと面白いなと思った2冊について書いてみる事にします。

変化
江戸で大きな地震(安政の大地震)があったという知らせを受け、主である旗本・座光寺家江戸屋敷の安否を確認するように命じられた本宮籐之助は二昼夜を走りぬき、江戸へ到着する。地獄と化した江戸の町だが、江戸屋敷は無事、しかし当主である座光寺左京為清が行方不明になっていた。なんと、左京為清は馴染みの吉原の遊女とともに八百両の大金を持って逃げてしまったのだ。その上、将軍家拝領の家宝・包丁正宗までも持ち出されている。嫡男のいない座光寺家では左京為清を養子にしたばかりで、将軍との御目見えを控えていた。
天竜暴れ水という必殺剣を身につけた好漢・本宮籐之助は左京為清の探索を命じられるが。。。

この分野では当代の人気作家である佐伯泰英さんの新シリーズです。佐伯さんの作品はこれまで何冊も読んできました。長く続いているシリーズが多いのですが、実はワタクシ、どれも途中で飽きてしまい、今も読んでるシリーズはありません(^^;)今回、久しぶりに面白そうなシリーズだなと手にとってみました。なかなか面白かったです。
ちょっと予想はついちゃうんですが、意外な結末が楽しいですし、幕末を舞台に設定してあるところから、これから物語が大きくなりそうな期待があります。

地獄小僧
江戸の町での岡っ引きの悪評に頭を悩ませる同心・井原伊十郎。探索には欠かせない存在なのだが、岡っ引きであることを利用して大きな顔をして金を無心するものが多いのだ。このままでは岡っ引きを使うことを禁じられるようになるかもしれない。
そんなとき、伊十郎は美人局の3人組を捕まえる。美しい妹と二人の兄、と思いきや、なんと妹と思ったのは女装した美貌の男だった。この3兄弟を見た伊十郎の頭にあるひらめきが浮かぶ。
頭が切れ、剣もつかえ、どの道でもひとかどの人物になれそうだが、見るからに悪党面の長男・平助。相撲取りのような身体に怪力を持つ次男・次助。そして美貌の三男・佐助。この三人で一人の岡っ引きを作り上げるのだ。
佐助を顔に、平助を頭に、次助を力にして、佐平次親分という一人の理想的な岡っ引きを誕生させる!否といえば獄門台に送られる3兄弟はしかたなく伊十郎のいうままに。
その頃、江戸を騒がせていた地獄小僧といわれる盗賊を捕まえて、佐平次親分の初手柄にするよう、伊十郎は3人に命じるが。。。

作者の小杉健治さんは現代もののミステリでおなじみな方。最近では時代小説の人気作家さんです。小杉さんのものは安心して読める感じです。設定や物語に凝ったところがあるのも良いです。この「三人佐平次」のシリーズはそんな無茶なと思いつつも、いつの間にか佐平次を応援しちゃったりして。好きなシリーズです。

書き下ろし時代小説文庫って、テレビで時代劇を見るような感覚で楽しめるものが多いですね。でも、テレビだと俳優の魅力が助けてくれますが、小説だとしっかり書いてもらわないと主人公の魅力は伝わらないのです。こういった作品を読んでいて、感じるのはそのこと。主人公に何かが足りないと感じるのです。男としての色気かな。
池波正太郎さんや藤沢周平さんの本を読んでいると、ちょっとした人物描写やセリフに、かっこいい~!(≧∇≦)って思ったものです。物語の面白さと主人公の魅力、時代小説に限らず、大事な要素ですね。

犬坊里美の冒険/島田荘司

犬坊里美の冒険

司法修習生として、倉敷の弁護士事務所で研修をはじめた里美。
神社の境内に現れた腐乱死体が忽然と消えるという事件が起こる。犯人としてその場にいたホームレスが逮捕されたが、婦人会の面々が確かに見たという死体は消えたまま。死体はどこへ?
里美は志願してその事件を担当。しかし、被告人は事件について話してはくれず、協力も得られないまま、第1回公判の日が。。。

犬坊里美ちゃんは『龍臥亭事件』で初登場。高校生でした。
それが今や司法試験に合格し、弁護士を目指す27歳の女性です。ゲストキャラだと思っていたら、レギュラーになり、本作で主人公!びっくり。
しかし、里美ってどんな人なのか、ずっと読んでるわりに知りませんでした。この作品で、こんなひとだったのね(^^;)と。ちょっと引いてしまいました。たぶん、読んだ方は里美があまり好きになれないのではないかなぁ。若い女性の嫌われる面をかなり持ってるんですよね。27歳にしてはとても幼いし。やたら泣くのに閉口してしまいます。
でも、くじけそうになりながらも、正義感と勇気も持ち合わせていて、そこのところはエライ!廻りの男の人たちが早々に諦めていく中で最後まで真相を追いかけていくんですから。島田さんは里美を新たなシリーズの主人公と考えてらっしゃるようなので、里美の性格も意外性を見せるためと今後の成長を描くためなんだろうと思います。ガンバレ、里美(^o^)
お話は軽いタッチのものでした。島田さんのこういう作品を読むのってすごーーーく久しぶりです。肩のこらないミステリ、でもしっかり本格です。犯人の予想はつきましたが、死体消失の謎は最後までわかりませんでした。ちゃんとヒントもあったのに(;^_^A

真夏の島に咲く花は/垣根涼介

垣根良介さんの新刊を読みました。
これまでの作品とは違う新しいタイプのもの、と聞いていたので楽しみにしていました。この作品、講談社のMouRaでウェブ連載されていたもの。始まってから3回くらいは読んだのですが、パソコンの画面で小説を読む、といったことに慣れていないので読みづらくて(^^;)本になるのを待っていたのです。
真夏の島に咲く花は
今までの垣根さんの本は装丁が気に入るのなかったですが、これは好き。
良い装丁ですね。

2000年。フィジー。
日系2世のヨシは両親の経営する日本食レストランの店長。フィジー人のチョネはガソリンスタンドで働いている。
ヨシの恋人のサティーはインド人で、3人は同級生だった。
チョネには旅行会社に勤める日本人の茜という恋人がいる。
なんとなくうまくいっているようだった生活が、突然起こったクーデターによって変わりはじめる。2組の恋人たちもまた。。。

これを読み始めた頃に、フィジーでクーデター!というニュースを聞き、驚きました。フィジーって行った事ないですし、どんな国なのか全然知らなかったのです。この本ではフィジーの歴史や現在抱える問題なども書かれていて、勉強になりました。フィジー人がどんな性質の人たちなのかも詳しく書いてあります。この部分の理解がないと困るお話だから、ですね。
読んでいる間はそれなりに面白く、垣根さんの持ち味も出ていると思うのですが、最後まで読むとちょっと物足りない感じがしました。けっこう最後の方は派手な展開にもなるんですけどね。登場人物の一人、茜が最後に感じたものを読み手も感じられれば良かったのでしょうが。
あと、私は恋愛小説というものが好きではないので、2組のカップルの恋愛に関する部分などが興味を持って読めなかった、というところも。
確かに垣根さんの新しい面を見せてくれる小説ではありました。でも~。

赤々煉恋/朱川湊人

赤々煉恋

三年半の闘病の末、妹の百合香は22歳の若さで死んでしまった。悲しむ私に恋人の晴紀が教えてくれたのは、遺体の写真撮影をしてくれるという葬儀社だった。恋人もいないまま死んでしまった妹にせめてウェディングドレスを着せてあげたいと思った私は、その葬儀社に依頼を決めたが。。。「死体写真師」

朱川湊人さんは『都市伝説セピア』がけっこう面白かったので、楽しみな作家さんだなと思っていたら、いきなり『花まんま』で直木賞を受賞。ちょっとビックリ(^^;)
ほろりとさせるお話や子供時代を思い出させるノスタルジックなお話にホラーテイストを絡ませた作品がお得意と思っておりましたが、今回は新しい面を見せてもらいました。
『赤々煉恋』は5つの短編が収められた短編集です。テーマは愛。そして死かな。粗筋を書いたのはひとつめのお話です。
正直、この本で好きな作品はどれ?と聞かれると、「ない。」
後味の良い話はひとつもないんですね。全部後味悪い。だから続けて読むと疲れます。テーマは愛。と書きましたが、ストレートなものじゃなく、倒錯した愛だったりします。
後味が悪いけど良いと思う話もありますし、マニアックな愛でも引き込まれる作品もありますよね。でも、この短編集からはそこまでのものは感じられませんでした。朱川さん、巧い方で悪くはないんですが。
1冊の本として読むのがしんどい短編集でした。ひとつひとつを別に読んでいたら、また違った感じを受けたかもしれません。

隠し剣 秋風抄/藤沢周平

先週は新刊本は1冊も読まず。
うちにある前に読んだ本を読み返していました。
遠い子供時代に読んだ「クオレ」とか、石井好子さんの「巴里の空の下オムレツの匂いは流れる」とか。
テレビを見ると、山田洋次監督の『武士の一分』の宣伝が。もう公開なんですね。というわけで、これも随分前に読んだ
隠し剣秋風抄
映画の原作となった「盲目剣谺返し」が収録されています。
この本に納められている作品の中では、良い話系のものですね。映画になると聞いたときは特になんとも思わなかったのですが、キャスティングが発表されて「見なければ!」と思いました。
えー、木村拓哉くんが好きなのではありません(^^;)妻の三村加世を演じる檀れいさんが好きなんです。
ここ2年ほど観劇からは遠ざかっていますが、私は宝塚歌劇が好き。しかし、男役さんより、美しくて可憐な娘役さんのファンなのです。
檀れいさんは私が大好きだった娘役さんのひとりです。
同じ娘役ファンの方から「あんな何も出来ない、顔だけのひと、どこがいいの!」といわれて返す言葉もなかったですが、顔が好きなんです~(T.T)綺麗なんだもん。
その檀ちゃんの退団後、初の映像デビューですから、見なくてはー!
もとは短編なので映画ではどんなアレンジがされるのか、楽しみです。でも、あまりいじらないで欲しい気もしたり。
お正月にでも、ゆっくり見に行こうかなー。

12月です~♪

クリスマスまで、ちょっと気分を出してこのテンプレートにしてみようと思います。街はこれから本格的にクリスマスに向けて盛り上がるんでしょうが、我が家にはあまり関係ないので、ブログだけでも(^.^)

今週は風邪にやられてしまいました~。
読書日記はまた後日(^^;)
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