のばらのアリア

2007年03月 ≪  123456789101112131415161718192021222324252627282930 ≫ 2007年05月
TOP ≫ ARCHIVE ≫ 2007年04月
ARCHIVE ≫ 2007年04月
      
≪ 前月 |  2007年04月  | 翌月 ≫

クローズド・ノート/雫井脩介

クローズド・ノート

香恵の部屋に残されていた前の住人の忘れ物。それは1冊のノートだった。興味本位で読み始めた香恵は、ノートに綴られた小学校教諭・伊吹先生と生徒たちの交流に心奪われる。毎日、少しずつ読み進めていく香恵の日常にも様々な変化が訪れて。。。

雫井脩介さん、以前に3冊ほど読んで『犯人に告ぐ』がなかなか面白かったです。この作品もミステリだと思って読み始めたのですが、途中で恋愛小説だとわかりました。しかも涙と感動のラストが待っている様子(;^_^A そのテの小説は読まない私。失敗したなと思いつつ、ともかく最後まで読むことに。天然で自分をはっきり持たない主人公の香恵は最初はなんだかつまらないヒトなんですが、バイト先での様子が書かれるあたりから面白くなりました。彼女は文具屋でバイトしているのですが、とても万年筆を愛していて、その知識と思いいれはなかなかのもの。なんでもそうですが、ひとつのものを好きになると深い世界が待っていますね。読んでいて、万年筆の感触やなめらかな書き味を思い出し、たまらなく万年筆が欲しくなってしまいました。そして、もうひとつこの作品の大きな魅力となっているのはノートの持ち主である伊吹先生。子供たちとの1年間が綴られたノート、私なら毎日少しずつ読むなんてできません。徹夜しても全部読まないと気がすまないでしょう(^^;) 灰谷健次郎さんを思わせるような雰囲気もあり、素敵でした。ラストは思ったとおりなんですが、読むんじゃなかったという後悔は残りませんでした。雫井さんがこんな小説を書くなんて意外でしたが、まあまあでした。お、この作品、映画化がきまっているんですね。行定勲監督。沢尻エリカちゃんが香恵なのかな?好きだけど香恵のイメージじゃないですねえ。
プロフィール

のばら

Author:のばら
トイプードルの男の子
ハルとのざっくりした日常

ハル
フリーエリア

Twitterブログパーツ
Twitterブログパーツ
月別アーカイブ
POWERED
Template by
FC2ブログのテンプレート工房
Design&Customize by
Pretty Heart-blog
Powered by FCブログ