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のばらのアリア

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12月に読んだ本から

バイオリニストは肩が凝る―鶴我裕子のN響日記
「バイオリニストは肩がこる~鶴我裕子のN響日記」
NHK交響楽団のバイオリンを30年勤められた鶴我裕子さんのエッセイです。文章のノリに最初はちょっとと思いましたが、オケの裏話や名指揮者たちのエピソードなど興味深く読みました。ウィーンフィルの弦楽奏者の使っている楽器は何か?関西で豚まんといえば、おなじみの、551の蓬莱はなぜ551なのか?なんてことも書いてあって、楽しい(^▽^)鶴我さんのオススメCDも掲載されています。クライスラーの弾くユモレスクが好きな曲にあげられていて嬉しかったです。わたしも大好き


ブレイズメス1990
海堂尊「ブレイズメス1990」
「ブラックペアン1988」から2年後のお話になります。世良君は今度は天才外科医・天城とともに桜宮にハートセンターを作るために動き出す、という。。。海堂さんの作品はすべてが繋がっています。「チーム・バチスタ」が今ならば、コレは過去のお話。天城の強烈なキャラクターに魅かれますし、読んでいて面白い!でも、今の桜宮のお話を読んでいるので、この計画がどうなるのか、わかってしまうのがツライですね。そのお話はいずれ書かれ、世良君がなんで「極北クレイマー」みたくなってしまったのか、わかるのでしょうが。早く色々と続きを書いてもらわないと!


利休にたずねよ (PHP文芸文庫)
山本兼一「利休にたずねよ」
私のお気に入り作家に新たに加わった山本兼一さんv千利休の切腹の日の朝から時を遡って、さまざまな人から見た利休という人間と、彼に影響を与えた若き日の恋を描いています。ものを見る目、場をつくりだす力、何もかもが利休の揺るぎない美学に則っています。それは誰もが納得し、魅了されるすばらしさですが、反発を生むのもわかる気がしました。絶対これが正しい!これしかない!どや!といわれると、そりゃそうやねんけど~って思っちゃいますものね。最後は利休の切腹で締めくくられますが、その後、妻の取った行動にスッキリ!


幕末銃姫伝―京の風 会津の花
藤本ひとみ「幕末銃姫伝」
女性でありながら、戊辰戦争で砲の指揮を執った会津藩・山本八重の半生です。自慢できるのは力の強さだけ、女としての自分には何のとりえもないと悩む八重は兄の勧めで銃砲を学び、自らの生きる道を見出します。藤本ひとみさんの作品の素材は興味をそそられるものが多く、手にとってしまうのですが、読むといつも物足りなさが残ります。今回もやはりそうでした。残念。八重はこの後の人生もなかなか面白そう。書かれていませんが、同志社大学の創設者・新島襄と結婚するんですよ。そうそう、女性としての自信が持てない八重ですが、充分魅力的なようで、モテまくってます!


風のジャクリーヌ〜ある真実の物語〜
「風のジャクリーヌ~ある真実の物語」
多発性硬化症でのため、28歳で演奏活動から引退、42歳という若さで亡くなった天才チェリスト、ジャクリーヌ・デュ・プレ。伝説の名チェリストですね。彼女の演奏するエルガーのチェロ協奏曲は私の愛聴盤のひとつです。この本は彼女の姉と弟が家族から見たジャクリーヌの人生を語ったもの。映画にもなりましたね。でも、発表当時は姉夫婦とのことがスキャンダラスに取り上げられ、ジャクリーヌのファンから非難轟々でした。私もなんだかイヤな感じがして読まなかったのですが。。。
原題は「Genius in the Family」家族の中に天才がいるって、誇りでもあるでしょうが、ホント、大変ですね。姉弟はジャクリーヌを愛しているけれど、その才能に傷つけられます。自分の気持ちに折り合いをつけていく様子が痛々しい。ジャクリーヌ本人についてはチェロを始め、演奏家として注目されはじめる少女時代は無邪気な輝きがあるのですが、成功してからの彼女は、孤独を感じさせて辛い。病気のこともありますが、後半のイメージはあまりに哀しく、読後も引きずりました。


やっと、12月(^▽^;)早く1月も書かなきゃ、2月が終わってしまう~

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