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のばらのアリア

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希以子/諸田玲子

希以子

口入屋の父と髪結いの母の間に生まれた希以子。
ろくに仕事もせずに酒ばかり飲んでいる父に愛想をつかした母は近所の職人と
駆け落ちしてしまいます。姉と二人、父のもとに残される希以子ですが、
乳の出が悪かった母に代わってお乳をくれた隣のおばさんがもうひとりの
お母ちゃん。そして、おばさんの娘で美貌の美佐緒がもうひとりのお姉ちゃんです。
苦労の中、お人よしで明るい少女に育った希以子にも初恋が訪れます。
それは、芸者になった美佐緒を後妻としてむかえたお金持ちの社長の一人息子。
ふたりで満州へいこうと約束しますが、美佐緒の激しい反対で引き裂かれます。
諦めて、人生の波に流される希以子。
それでも必死で生きる希以子の前に、あの人が再び現れ-。

諸田玲子さんの現代物?と思って読み始めました。
明治・大正・昭和を生き抜く女の半生記。
うーーーん。正直、しまった!と思いました。私が苦手とするジャンルです。
小説にもドラマにもよくありますが、主人公にこれでもか!ってくらい試練が
ふりかかるのが、読んでて辛くなるときがあるからです。
特に日本のものは主人公が辛い目にあっても耐えて耐えて、っていうのが
たまらない。昔はそうだったといわれればそうなんでしょうが。
しかしまぁ、そういう小説にかぎって力のある作家さんが書かれていて
読み始めると止まらないものなんですねえ。
「希以子」もそうでした。どうなるのか、先が気になって気になってw
まっすぐに懸命に生きている希以子の廻りにはロクな男が巡ってこず、かなり
男運が悪い(^^;)そして、スパイスというには強烈すぎる美佐緒の存在も
こういうお話にはなくてはならないものかと思っても、腹が立ってきます。
幸せだった、とはいえない希以子の半生。
でも、必死で生きてきたことが最後には充実感と安らぎに変わるのかな。

装画は日本画家の小倉由亀さん。「童女」という絵だそうです。
いいですね。本物見てみたいです。

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