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のばらのアリア

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安吾のいる風景/坂口綱男

坂口安吾をはじめて読んだのは高校生のときでした。
「堕落論」ですね。よくわかってなかったと思いますが、それなりに受けたものは
ありました。夢中になって読み始めたのは「夜長姫と耳男」から。
それ以来、私の大好きな作家のひとりである坂口安吾。
今年は生誕100年の年にあたるそうです。
安吾のいる風景
この本は安吾の息子さんで写真家の坂口綱男さんが、安吾のゆかりの地や物を
撮影され、それぞれの写真に文章を添えたものです。
書くことは本業ではない方ですが、安吾と三千代と四十の豚児とという著作もあり、
人柄がしのばれ、なんとなく面白みがある文章です。
写真も貴重なものがたくさん。
私が印象に残ったのは、「鉛筆の時間」と題されたもの。
安吾が三千代夫人と新婚時代をすごした蒲田・矢口の渡しにある家が、
取り壊されることになったと聞き、綱男氏と三千代夫人がそこを訪れます。
家の中を見て、残る思い出に感無量になられた三千代夫人を綱男氏が撮影した
一枚。息子さんでなければ撮れない写真だと思いました。
作家が亡くなったあと、遺族が作家を偲んで本を出すのはよくあることですが、
森鴎外を書いた森茉莉と並んで好きなのが、三千代夫人の書かれたクラクラ日記です。
三千代夫人のファンでもあるんです~(^.^)
私にとって、嬉しい1冊でした。

安吾の名作「桜の森の満開の下」も収録されています。

Comment

桜の森の満開の下
編集
「桜の森の満開の下」は超名作ですよね~。私の短編小説ベスト10を選べば確実に上位の方に入ってくる作品です。
『クラクラ日記』は未読ですが、今度読んでみよっかなー。
2006年09月29日(Fri) 05:26
わーい♪
編集
「桜の森の満開の下」はじめて読んでから、これまでに何回読み返したか。
じっちゃんさんもお好きなんですね。なんか嬉しい~(^.^)
「クラクラ日記」も何度も読み返している本です。
読んで読んで~(^o^)
2006年09月29日(Fri) 20:08












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