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のばらのアリア

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無事、これ名馬/宇江佐真理

無事、これ名馬

私は歴史・時代小説も好きでよく読みます。
司馬遼太郎・池波正太郎・藤沢周平が私の御三家。
でも、この御三方が亡くなってからは、これ!といったお気に入りを見つけられず
おもしろいのないかなぁ~とそのつど目についたものを読んでいるのですが。
最近読み始めた宇江佐真理さん、ちょっと良いなと思っています。

江戸火消し、は組の吉蔵の元へ、武家のお坊ちゃま村椿太郎左衛門が男の道を
教えて欲しいと弟子入りにやってきます。
たろちゃんと愛情こめて呼ばれる彼はまだ子供なので、夜中にひとりでトイレにいけない
剣術も弱いし、泣き虫で母上に叱られてばかりなのです。
相手が武家のお坊ちゃまだけに吉蔵も最初は困ってしまいますが、
そのうち、たろちゃんはなくてはならない存在に。
たろちゃんは特別な子供ではありません。笑顔の可愛い普通の子です。
大人をうならせるような言葉を吐くわけでもなく、事件を解決したりもしません。
お話の中心もたろちゃんではないのです。
吉蔵の娘お栄と従兄の金次郎は夫婦になる約束をしていたけれど、
今はふたりとも違う相手と一緒になっています。
二人に残る思いと互いの伴侶、父の吉蔵の心情がお話の中心になっています。
そして起こる出来事と過ぎていく月日。
良いことばかりではないけれど、そんな中で平凡だけど健やかに、良いところはしっかり残して
成長していくたろちゃんが、皆の救いになっているような気がしました。

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