FC2ブログ

のばらのアリア

2019年08月 ≪  123456789101112131415161718192021222324252627282930 ≫ 2019年10月
TOP読んだほん ≫ 私の胸には蝮が宿り/長坂秀佳

私の胸には蝮が宿り/長坂秀佳

私の胸には蝮が宿り
どっきりジャケットシリーズ第2弾?

ミステリ作家で脚本家でもある城 研九四郎(きづき とくしろう)はテレビ局と出版社のタイアップ企画のために、青森県弘前を訪れる。
そこで日籠千織という美しい女性と知り合い、惹かれる研九四郎。
地元でも悪名高い男を父に持つ彼女は、父の死後、義母と3人の義理の姉妹とともに豪邸で暮していた。
複雑な人間関係の中、弘前城で薪舞がおこなわれた夜、第1の殺人が。。。

脚本家として有名な長坂秀佳氏。氏の長編小説を読むのは初めてです。以前、自伝エッセイ長坂秀佳術を読み、面白かったので、小説も読んでみたいと思っていたのでした。
この作品は本格ミステリ。タイトルや粗筋から横溝正史のような雰囲気なのか?と思いきや、明るくドタバタした感じ。深刻なものをあまり感じませんでした。
文体のせいなのかな、と思います。会話が多く、読みやすいようですが、その会話に使われる言葉やカタカナに古さと違和感を感じました。話し言葉でキャラクターの個性を表そうとされているのだと思いますが。
ミステリ的には、うーん。第1の殺人が起こるのが遅い(^^;)
氷の密室や見立て殺人など、本格ミステリとして面白そうなものは次々と出てきます。お約束も守られています。
しかし、感情移入できる人物が誰もいない。探偵役の研九四郎にさえ。
いろんなものが邪魔をして、物語を楽しめなかった、って感じでしょうか。

タイトルの「私の胸には蝮が宿り」は太宰治の『斜陽』からの引用だそうです。
太宰は一通り読みましたが、この言葉は記憶にないです。
あまり好きじゃないので、熱心に読んでなかったからかな。

Comment

わたしも
編集
長坂氏のものは会話が多すぎて冗長な感じがして、あまり好みではありませんでした。
ああ、そうか、脚本家だったのね。
なるほど、そんな感じでした。
2006年11月26日(Sun) 21:50
編集
おむすびさん
長坂さんの代表作は懐かしの「特捜最前線」だそうです。
再放送をよく見てました(^.^)
ドラマと小説ではずいぶん違いますねー。
この作品も映像化した方がスッキリするのかもしれませんね。
2006年11月26日(Sun) 22:45
編集
長坂さんの作品は処女作にして江戸川乱歩賞受賞の『浅草エノケン一座の嵐』だけを読んでますが、イマイイチでした。設定は面白いんですが、ミステリとしては全然で。「乱歩賞受賞作はつまらない」という評判に寄与している作品ではないでしょうか。
2006年11月27日(Mon) 06:01
編集
じっちゃんさん
なるほど~。この作品は本格ミステリっぽいものが色々詰め込まれているのですが、イマイチでした(^^;)
乱歩賞といえば、受賞作を読まなくなりましたねー。
このレベルで受賞させるなら、該当作無しの方が権威が出ると思うのですが。
2006年11月27日(Mon) 19:26












非公開コメントにする
Trackback

Trackback URL

プロフィール

のばら

Author:のばら
トイプードルの男の子
ハルとのざっくりした日常

ハル
フリーエリア
PVアクセスランキング にほんブログ村
月別アーカイブ
POWERED
Template by
FC2ブログのテンプレート工房
Design&Customize by
Pretty Heart-blog
Powered by FCブログ